2021年2月の記事一覧
記名式アンケート実施のお願い(R3年度より)
本校の学校評価では、記名式での調査をお願いしています。
学校評価については、学校教育法第42条において、『小学校は、文部科学大臣の定めるところにより当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結果に基づき学校運営の改善を図るため必要な措置を講ずることにより、その教育水準の向上に努めなければならない。』とされています。
記名式の記載はございません。
しかし、前述の学校運営は、校長をはじめとする教職員だけが教育活動を実施しているわけではなく、家庭や地域も含めた方々が教育に参画しています。本校の児童の教育に参画しているものであれば、発言に責任をもち、共に学校運営をよりよい方向に改善していきたいと考えております。
確かに、アンケート調査において無記名の調査では、被験者の本音が引き出すことができる特性があります。また同時に、無責任な発言も出てくる特性があるようです。
心理学者フィリップ・ジンバルドは、人が匿名状態にある時の行動特性を実験により検証(1969年)しています。「人は匿名性が保証されていたり、責任が分散される状態では自己規制意識が低下し、『没個性化』が生じる。その結果、情緒的・衝動的・非合理的行動が現われ、また周囲の人の行動に感染しやすくなる。」という結果を出しています。
学校は、家庭や地域とともに協働して、中東小の子供達を教育していく必要があります。その観点から、本校の学校評価は、記名式でお願いしたいと考えております。
ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いします。