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1009 子供たちの心が育つとき

10月、子供たちの心が育つとき

 

10月に入り、朝夕の風が少しずつ秋らしくなってきました。

校庭では、子供たちの元気な声が響いています。


休み時間には友達と走り回り、

教室では「昨日よりできるようになった!」と嬉しそうに話す姿があります。

 

そんな何気ない毎日の中で、先日、とても心に残る出来事がありました。

 

ある日のことです。

教室で、一人の子が困っていました。
うまくいかないことがあり、少しうつむいていたのです。

すると、それに気づいた友達がそっと近づいて、

 

 

「大丈夫だよ。一緒にやろう。」

と声をかけました。

特別なことではないように見えるかもしれません。

 

けれど、その一言には、その子の気持ちを想像する優しさがありました。

そして、声をかけられた子は、少し顔を上げました。

二人はその後、一緒に考えながら取り組んでいました。

しばらくすると、

「できた!」

という明るい声。

 

その瞬間、

 

教室にいた周りの子供たちからも、自然と笑顔がこぼれました。

 

私たち大人は、子供たちに

 

「できるようになってほしい」

 

と願います。

 

漢字が書けるようになってほしい。
計算ができるようになってほしい。
上手に発表できるようになってほしい。

もちろん、それも大切な成長です。

でも、学校生活の中で育ってほしいものは、それだけではありません。

 

困っている友達に気づくこと。
誰かの頑張りを応援すること。
失敗した友達を責めずに待つこと。
「大丈夫?」と声をかけること。

 

そして、自分が誰かに支えてもらったとき、その優しさを覚えておくこと。

そうした一つ一つの経験が、子供たちの心を少しずつ豊かにしていくのだと思います。

 

10月は、学校生活にも少し落ち着きが生まれ、

子供たちの成長が見えやすい時期です。

 

4月にはまだ緊張していた子が、友達に自然に声をかけています。

できなかったことに挑戦する子がいます。

以前は「無理」と言っていたことに、

「もう一回やってみる。」

と言えるようになった子もいます。

子供たちの成長は、いつも大きな出来事として現れるわけではありません。

 

昨日より少し優しくなったこと。

昨日より少し我慢できたこと。

昨日より少し勇気を出せたこと。

 

そんな小さな変化の積み重ねが、やがて大きな成長につながっていきます。

秋の木々が、一日で紅葉するのではないように。

 

子供たちの心も、毎日の経験を一枚一枚重ねながら、

ゆっくりと色づいていくのかもしれません。

学校は、勉強をする場所です。

 

そして同時に、人と出会い、人に支えられ、人を支えることを学ぶ場所でもあります。

10月の澄んだ空の下、今日も子どもたちは友達と笑っています。

 

その笑顔の一つ一つの中に、昨日までの頑張りと、これからの成長があります。

 

私たち大人も、そんな子どもたちの小さな変化を見逃さず、

 

一緒に喜び、時にはそっと背中を押しながら、成長を見守っていきたいと思います。

 

「できるようになったこと」だけでなく、
「優しくなったこと」も大切に。

そんな10月にしていきたいと思います。来週はいよいよスポフェス!!みんなの心を一つにして頑張ってほしいです!!

 

 

 

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